Chiko Chie Vocal 日記

2002.12.21(土)

えっ、本当にここ? マジックボードに無雑作に書かれた月間出演 Musician 。
どうみても、ふつうのスナックのたたずまい 《 COCHI 》
今日の東京は雪にも変わりそうな底冷えのする夜なのに、小岩の駅から30分も
迷ってしまった。(ただの方向音痴)
しかし憧れの三槻直子さまのLIVEのためならなんのその・・・・
ドアを開けると席がない、超満員!
天候の悪さからお客様が少ないかな?なんて思ったりしていた私。
甘かった。さすが三槻さま!
なんとかつめていただき、バーボンお湯割りを頼みホッとする。
ピアノは清水絵理子さん、ベースは佐藤八彦(やすひこ)さん (漢字まちがっているかも、
でも‘はっちゃん’と呼ばれていた)若くして超売れっ子のお2人。
2回目のステージのインストゥルメンタルが始まっていた。
いやもう、すぐにまいってしまいましたよ。素晴らしすぎ!
ふたりの演奏は風景が見えてきました。
北欧の森、湖、山、風、澄んだおいしい空気!自由さ、それでいて爽やかな緊張感!!
もう本当に気持ちよくってお店全体を見回せば、70年代のスナックをほとんどそのまま使った
懐しい空間。奥のカウンターには長い黒髪の美しいママとサーモンピンクのTシャツに
なぜか八百屋のエプロンをしたハンサムだけどやんちゃっぽいたたずまいのマスター。
そしてひしめき合うお客様たちの気持ちの良さそうな顔、顔。
もうこの時点で、うれしくって、うれしくって、どうしよ~う!

そしていよいよ三槻さま登場☆
こちらのお店ほとんど生音という感じ。ピアノもベースもマイクなしアンプなし、
三槻さまの生声に包まれ、もうポーッで曲目の全部は覚えていない・・・。
2曲目は Bossa Nova の カリオカ あったかいブラジルのぬくもりに、ニッコリ
そして This could be the start of something big
本当にいつも思う。なんでこんなに自由に無限大!!
三槻さんの歌声はピアノとベースにおいしくからみ合い、
音の花びらのようになって降ってくる。ずうっとこの空間にいたい。
それは春の木もれ陽の中のような、あるいは子宮の内に戻ったような、
どこまでも安心なぬくもり、それでいて Cool! かっこいい。
最後は White Christmas をみんなで合唱。
すっかり詩人になってしまって(かなり陶酔気味)今夜も大満足でした!

ps.三槻直子 豊かな歌唱力と人柄の溢れた温かく愉しいステージングが好評。
   豊富なレパートリー、ジャズに対する深い見識などシンガーとしてあるべき姿
   の理想ともいえる存在[Jz Brat <sound of Tokyo>のフライヤーより抜粋]

   小岩 《 COCHI 》 TEL 03-3671-1288
   マスターは三田クラブの店長をつとめていた方だそう。
   超ごきげん、超豪華な出演者面々・・・
   思いっきりお勧め!ぜひいらしてみて!
   いつかは私も出演したい~。

三槻直子さまのサイト

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